社長! なんとかおねがいします。この仕事には、わが社の未来と社員の生活がかかってるんですぞ。
(専務『無敵ロボ トライダーG7』〔日本サンライズ〕に登場)
竹尾ゼネラルカンパニーは、社長を含めた全社員5名の零細企業。
しかも社長は竹尾ワッ太という名の小学生。
亡くなった先代社長の息子で、後を継ぐことになったのだ。
とある経緯から巨大戦闘ロボットを所有することになった同社は、「宇宙防衛庁」からの依頼を受けて、地球を侵略の魔の手から守るために戦うのだ。
こんな設定のテレビアニメが1980年に放映されていました。
明るくて、竹を割ったような性格のワッ太少年は、子どもながらに責任感が強く、大ベテランの柿小路専務(64歳)や、実直な整備担当の厚井鉄男常務、いつも調子のいい営業担当係長の木下さんや優しい経理事務の郁絵さんに支えられ、わが社の金庫を守るため、いや、地球の明日を守るために、巨大ロボ・トライダーG7に乗り込んで大活躍します。
「安全な仕事だったら、わが社に来るわけないし」と郁絵さんが言うように、超危険な戦闘業務を宇宙防衛庁は民間委託しています。社内には「信用は宝なり」「忍耐は花なり」といった社訓が掲示され、ミサイルを1発撃つたびに会社の経費を気にしなければならないという、異色のロボットアニメでした。
同社の社員はみんな、いい人たちです。僕は「パーっといきましょう!」が口ぐせの、木下さんに好感を持っています。
「がんばれ 若社長!」
「まかしとけイ!」
でも、この作品を見て、若い社長もいいなと思います。
二十代の社長はダメかと言えば、そうではないでしょう。昔のお城だって、若い藩主を家老たちがうまく守って、それでうまくいったところもあるんだから。
明治維新も二十代の若者が活躍したわけですし。
それと、この作品を見ると、「社長がどんな人であるかは社運に直結する」ということも感じます。後継者がいなくてつぶれる企業も多い中、ワッ太という後継者を得たことは、竹尾ゼネラルカンパニーにとって、いや、地球の幸せにとって幸運なことであったと言えるでしょう。