tadashi133’s diary

実用エッセイや、趣味のエッセイを連載。

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その4】ダメな文章とは

 「読者の読みたいことを書くのがお前の仕事だろ? もっと読者になって書いてくれ」

 (神山典士『150冊執筆売れっ子ライターの もう恥をかかない文章術』)

 

 神山先生はノンフィクション作家。大矢壮一ノンフィクション賞などを受賞。作文教室やエッセイ講座で、子どもから社会人まで約800人の受講生を指導しています。著書が青少年読書感想文課題図書になったこともあるそうです。

 冒頭の引用は、27歳で駆け出しライターだったころに、編集者から言われた言葉だそうです。他にも「君の意見なんか読者は聞きたくないんだ。ただ事実だけが読みたいんだ」とも言われたとか。

 極端な言い方だと思います。でも、大事な内容を含んでいるのではないでしょうか。

 特にノンフィクションの場合、読者を引き付けるのは「事実」です。作者の見方や考え方に興味を持つこともあるでしょうが、まずは「興味深い事実」をこそ読者は読みたいのです。

 あなたは、次の2つのうち、どちらを食べたいですか?

 

【1】三ツ星レストランのシェフが優れた腕で調理した魚肉ソーセージ

【2】普通の奥さんが調理した最高級の和牛ステーキ

 

 僕の場合、【1】にも興味はありますが、どちらか一方を選ぶなら【2】ですね。

 素材が段違いだと、テクニックでは追い越せないのです。

 読者が読みたくなるような素材を仕入れることが第一。

 あとは、読みやすく効果的に表現する腕も大事です。

 読者にとって面白いか、読者の心にささるか、これを無視して、書きたいように書くだけだと、なかなかうまくいきません。

 神山先生がエッセイや自分史を教えている受講生の文章には、「読みにくい文章」「何を言いたいのかわからない文章」「上から目線の文章」が目立つそうです。

 書きたいように書くだけで、「読者がどう感じるか」を考えていないことが原因です。

 会社の上司や先輩、あるいは学校の先生が押し付けてくる「上から目線のお説教」って、イヤなものですよね。

 ところが、自分が聞き手の時には「イヤだな」と感じることを、自分が話し手や書き手になったとたん、そのままやってしまうことがあります(僕自身がそうなので、自戒の意味をこめて書いています)。

 「読者になって書く」。大事なことですね!

 

 

 

 

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その3】システム手帳はいいぞ

 アイデアが出た瞬間のひらめきを、できるだけすばやく定着させる

 (舘神龍彦『システム手帳の極意』技術評論社

 

 物書きで手帳を愛用している人は多いです。

 執筆に役立ちそうな貴重なことを聞いたり、じょうずな描写の仕方が思い浮かんだりすることがあります。そんなとき、すごく記憶力の良い人以外は、書き留めておかないと忘れてしまうものです。

 見聞きしたことを紙の上に定着させておけば、正確な形で保存できます。

 とくにおススメなのがシステム手帳です。

 システム手帳の元祖とされる「ファイロファックス」が英国のロンドンで生まれたのは、1920年ごろと言われていますから、もう100年以上の歴史があるんですね。

 差し替えが出来るルーズリーフ式の用紙をセットして使う手帳。

 高価なものは何万円もしますが、安いのは1000円ぐらいで手に入ります。

 システム手帳の最大の長所は、目的別の資料集を作れることです。

 あるリフィルには「レシピ」、あるリフィルには「映画の感想」、また別のリフィルには「文章術の研究」などと分けて記入していけば、書き終わったリフィルを種類ごとにファイリングして、「レシピ1」「レシピ2」…というふうに資料集が本棚にならんでいきます。

 こういう蓄積のある人は、他の人とは一味違った文章を書けるようになるでしょう。

 舘神先生は、システム手帳に「記入するときは必ず日付を入れておこう」とアドバイスしておられます。

 せっかくメモした情報を文章に盛り込もうとしても、いつのことだったかが分からなくて、あいまいな書き方になってしまうことがあります。あとで自分の書くものに反映させることを見越して、必要に応じて「日付」「場所」「情報源」といったものを書き添えておくのがいいですね。

 手帳は、持ち歩ける書斎です。 

 

 

 

 

 

 

 

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その2】必ず作家になる方法

 「常に結果を待つ」

 (鈴木輝一郎『何がなんでも作家になりたい』河出書房新社

 

 小説家の鈴木先生は、この本の中で、必ず作家になる方法を伝授してくれています。

 「そんな方法が本当にあるの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、鈴木先生の答えはシンプルです。

 必ず作家になる方法、それは、

 

「受賞するまで応募し続けること」

 

 もっとも、これを実践したからといって、100%、誰もが作家になれるかと言えば、そうではないでしょう。

 けれども、こういう気持ちを持って、何度ボツになっても、延々と新作を書き続け、応募を繰り返すような人は、作家になれる可能性が、きわめて高いことでしょう。

 謙虚な気持ちが欠如している「自己陶酔型の人」でないかぎり、新人賞などに応募した原稿がボツになったら、「合格点に達しなかったんだな」と分かります。

 「この原稿ではダメらしい」と分かったぶんだけ賢くなっています。

 再び立ち上がり、改善の努力をすると、新たな知識、文章力、取材力が身についていきます。

 「1回の挑戦で入選しなければ、あきらめる」というのは、弾を1発だけ撃って命中させようとするようなものです。

 才能が乏しいからこそ、1発必中を狙わずに、「さっきは左に大きくそれた。こんどはもっと右を意識しよう」というふうに、修正しながら次の弾を撃つほうが、命中する確率は上がるでしょう。

 おみくじを何回も引く人は、あまりいません。

 でも、「応募」というおみくじは「大吉」が出るまで何回でも引いてかまわないのです。

 一度で負けちゃいけない!

 まだまだ、隠された力が残っているはず。

 どんどん応募して、「常に結果を待つ」状況をつくりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その1】実現可能な夢から始める

私の最初の夢は、10ページのエッセイを書くことからスタートしました。

本田健『40代にしておきたい17のこと』だいわ文庫)

 

 本田先生は、著作シリーズが400万部を突破、1500人規模の講演会を毎月行い、八ヶ岳に宿泊施設とホールがある研修センターを入手するといった、僕らから見ると途方もない成功を収めている文筆家です。

 その成功の秘密は「夢リスト」にありました。

 現在の自分にとっての夢をリストにして、実現のために努力しつつ、絶えずリストを更新してきたのです。

 本田先生のようなベストセラー作家であっても、最初の夢は「10ページのエッセイを書くこと」だったそうです。

 人々が関心を持ちそうな情報を集め、それらを並べて整理していけば、原稿用紙10枚から20枚ぐらいのエッセイなら、書ける人は少なくないと思います。

 それをやりとげると、「文章の書けない自分」が「10ページなら書ける自分」に変化します。

 本屋さんにある本には、200ページぐらいのものも多いので、10ページのエッセイを20回書ければ、1冊の本になるわけです。

 本田先生の描いた夢をたどると、こんな感じです。

 

◇10ページのエッセイ

◇1冊の本

◇30人の講演会

 

 夢が発展していっています。

 まずは「平凡な自分、ちっぽけな自分」をいったん受け入れてみましょう、と本田先生は述べています。

 しょぼい自分でも、小さな夢を一つ実現すると、それが足場になって、もう少し大きな夢に挑戦できるようになります。

 この本の題名にある「40代」は、中学生や高校生から見れば、「おじさん、おばさん」なのかもしれませんが、70代の人から見れば「可能性に満ち溢れた若者」です。

 人生100年時代になろうとしている今、40歳の女性でも「小娘」であり、やっと大人になろうとしているぐらいの年齢なのだと考えてもいいでしょう。

 作家になるのは、たいへんです。でも、最初から本業にするのではなく、趣味としてはじめれば、やがて副業にできるかもしれません。高齢だからできないということもないし、専業主婦だからできないということもないです。 

 「実現可能な夢」から手堅く始めましょう。

 「400字の投稿が地方紙の読者欄に載る」だけでも、たいしたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【あとがき】

 プロの作家になるための方法について、2カ月ほど書き続けてきましたが、今回が一区切りです。

 ひとくちに「作家」と言っても、小説家はもちろん、エッセイスト、ノンフィクション作家、脚本家、漫画原作者、詩人など、様々な種類があります。

 文筆だけで食べていけなくてもいい、ささやかでもいいから、報酬が発生する文章を書く。そういう人は、「プロ」だと言えるでしょう。

 これまで紹介してきた26の言葉が、文筆の世界で成功したいと願う方々にとって、何らかのご参考になれば幸いです。

 26の言葉の全部でなくても、1つでも2つでも取り入れていただくと、確実な効果が得られるのではないかと思います。

 僕は2月からブログを始めたばかりです。この2カ月間、はてなスターをつけてくださった皆様、アクセスしてくださった方々のおかげで、執筆を続けることができました。ありがとうございました。 

 ブログというのは表現力を磨く場であり、読者の方々の反応をリアルタイムで知ることができる貴重なマーケティングの機会であることが、よく分かりました。

 「作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密」は今回で最終回ですが、まだまだお伝えしたいことがたくさんあるので、すぐに続編を書くつもりです。

 これからも、よろしくお願いします!

 

 

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その26】ドラえもんの「秘密道具」を手に入れる

 未来のことも これにかいておけば そのとおりのことが 起きるんだ。

 (藤子・F・不二雄ドラえもんてんとう虫コミックス第16巻)

 

 「ひみつ道具」は、手に入らないものばかり。タケコプター、どこでもドア、タイムマシンにアンキパン。「あらかじめ日記」もその一つで、書いたことが即座に現実になってしまうものです。ありそうもないこと、たとえば「空から雨じゃなくて、あめ玉がふってくる」と記入すると、キャンディーが降ってくるのです。上空をとぶ飛行機の荷物室のとびらが壊れ、つんであったキャンディーがばらまかれるという形で現実化します。ところが、「あらかじめ日記」の存在を知ったスネ夫がふざけて「のび太はライオンに食べられる」と書いたら、その直後に「動物園のライオンがにげた」というニュースが報じられ、絶体絶命のピンチに……というストーリーが描かれています。

 でも、この「あらかじめ日記」は実在するんじゃないかと僕は思うのです。それも、簡単に購入でき、誰でも自作できるものではないのかと。

 高名なエッセイストでイラストレーターの中山庸子先生は、著書のなかで、高校の教師だった頃の体験を書いておられます。

 中山先生は小さいころから絵を描くのが好きで、本当はイラストレーターになりたかったのに、実現できず、高校教師になったのでした。高校教師になりたくてなった人も多いですが、中山先生の場合は第一希望ではなかったわけです。望む自分になれないで落ち込んでいたところ、ある日、女子生徒が貸してくれた雑誌が、さらに追い打ちをかけてきたと言います。そこには、中山先生のかつての同級生の写真とイラストが載っていて、その同級生は若い子たちの間で相当のスターになっていることが一瞬で分かった、校舎の3階にある準備室の窓を開けて下をのぞくと、めまいがして、暗い気持ちになったそうです。

 自分よりもずっとすぐれた人を見て、憎く思うのは人間の常。

 でも、中山先生は、そこからさらに考えを進めました。

 自分は、イラストレーターとして活躍している同級生を、心から「うらやましい」と思う。それは、彼女が私にとって「なりたい自分」だからなのだ。

 うらやましいということは、「夢」があるということ。

 それなら、相手を憎むのではなく、自分も夢を手に入れればいい。

 こんなふうに考えた中山先生は、ベン・スイートランドという人の書いた自己啓発本に影響を受け、ノートに自分の夢を書くようになったそうです。彼女はそのノートを「夢ノート」と呼び、一日に何度でも手に取って眺めました。かなった時のうれしさを、まだかなってもいないのに、あらかじめ想像する。そして、実現に向けて努力する。「シャネルのバッグがほしい」「5㎏ダイエットしたい」など、わりと手近な夢も含めて、いろんなことを書き、かなった時にはピンクのハートのマークを付けるなどしていったのです。

 そして歳月が過ぎ、あらためて「夢ノート」を振り返ってみると、すでにかなった夢のマークがあまりにたくさんあることに中山先生は驚いたそうです。

 

♡『夢ノート』について書いた本を出版する

♡南青山に自宅兼事務所

♡週末はウィークエンドハウスでの生活を満喫する

 

 すごいですね。

 「イラストレーターにあこがれる無名の高校教師」だった人が、「超リッチなベストセラー作家兼イラストレーター」になってしまったのです(このことは、『「夢ノート」のつくりかた』(PHP文庫)という本にくわしく書かれています)。

 さて、この「夢ノート」ですが、文具屋さんなどで買える、ごくふつうのノートでかまいません。そこに自分で夢を書き込んで、時々ながめるだけ。お金も、ほとんどかかりません。

 でも、その機能は、「未来のことも これにかいておけば そのとおりのことが 起きる」ことになるのですから、事実上、ドラえもんの「あらかじめ日記」そのものではありませんか。

 「タイムふろしき」も「通りぬけフープ」も「ビッグライト」も手に入らないけれど、「あらかじめ日記」は手に入る。

 作家になりたい人は、いますぐ、『夢ノート』を作りましょう。それは魔法の道具『あらかじめ日記』と同じ効力を持っています。

 ただし即効性はありません。

 『ドラえもん』の「あらかじめ日記」の劣化版、『機動戦士ガンダム』で言えば量産型の「ジム」みたいな性能だと言えるでしょう(といいつつ、僕はジムが好きなんですけど)。

 だから、「作家になる」と書きこんでも、すぐに作家にはなれない。

 でも、じわじわと、確実に、作家になれる方向で動いていくのです。

 「海賊王に、オレは、なる!」と言い続けている人は、なんだかんだで、結局は海賊王への道を歩んでいくように。

 かなった状態をイメージするのが難しければ、音読するのもいいと思います。

 目標をひんぱんにインプットすると、無意識のうちに目標を実現するような行動をとりやすくなるものです。

 目標を紙に書いたり、ビジョンを絵にかいたりしておくと効果があるのは間違いないことです。僕も『あらかじめ日記』の手法を使っていたら、本が出ました。ほとんど無名の“売れない作家”ですが、どうにかこうにか、本が出るところまでは行けました。最初に夢を描いてから、10年かかりましたけど。

 

「目に見える形でかいたものは、かなり、かないやすい」

 

 これは真実だと思います。

 

 

 

 

 

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その25】冒頭で心をつかめ

 デビュー作というのは作家にとって特別なものです。

 (片沼ほとり『なりすまし聖女様の人生逆転計画』ダッシュエックス文庫

 

 この本が片山先生のデビュー作。いままで無名の素人だった人が、本の著者になる。これは本当に恵まれたことですね。

 その後に何作書こうと、デビュー作は変わりません。デビュー作には、著者が長年あたため続けていた思いが凝縮されています。後に書くことになる様々な作品の要素が、デビュー作の中に盛り込まれていることが、よくあります。

 片沼先生のデビュー作、『なりすまし聖女様の人生逆転計画』は、第12回集英社ライトノベル新人賞「IP小説部門#1」で、応募総数495本の頂点に立った作品です。この小説のあらすじを、ネタバレを避けつつ、ご紹介しましょう。

 

 生まれつきの身分と魔力が人間の価値を決めるフロール王国。軍所属の女戦士・アリシアは、大きな魔力を持って生まれたものの孤児であるため身分は低く、活躍の割には差別的な扱いを受けていた。ある日、上官からの嫌がらせとも言える指示で単騎出撃を命じられ、敵の魔法使い軍団に囲まれてしまう。死んだと見せて逃げのびたアリシアだったが、これまでの生活に嫌気がさし、親友・マリーヌのもとを訪れる。これからどうしようかと途方に暮れるアリシアに、マリーヌは、ある提案をする。このまま死んだことにして、この国で百年に一度、召喚の儀式で出現する「聖女」になりすませばいいのだと。聖女になれば、安楽で落ち着いた暮らしが待っている。やがて、国を挙げた召喚の儀式の日がやってきた。魔法陣が描かれた祭壇を魔力で爆破、もうもうたる白煙でごまかしながら空間転移魔法で現れたのは、聖女様ふうのそれっぽい衣装に身を包んだアリシアだった。「フロールの皆様、初めまして。この国を導きに参りました」。おごそかに告げたアリシアのニセ聖女生活が始まった。ところが、次々に問題がふりかかってきて……。

 

 こんなお話です。

 このお話から学べることはたくさんあると思います。

 たとえば、「主人公が正体を隠して何かになりすます」という設定は読者の興味をひきつけやすいということです。主人公の正体は、限られた登場人物と読者だけが知っており、バレそうになるのをどうやって切り抜けるか、偽物でありながら実質的に本物のような活躍をしてしまうあたりが面白さになっています。

 もう一つだけあげると、「冒頭で惹きつけよ」ということです。この作品の冒頭は、こうなっています。

 

 生まれてこの方、良くも悪くも常に目立ち続けてきたアリシアだったが、さすがに数千もの人々から注目を浴びるのは初めてだった。

 

 これが冒頭の1文です。

 どこが上手いかというと、読者に「知りたい気持ち」を起こさせていることです。何百ページの本であっても、たったいま、読み始めたばかりの読者にとっては、「タイトル」と「冒頭の数行」だけがその小説の全てです。そこで興味を持ってもらえなければ、おしまいなのです。

 だから、1文目を読んだ段階で2文目以降の展開が気になるように書くのが、上手いやり方です。この小説の場合、冒頭で、「アリシアというのが何か強い特徴を持った人物であるらしいこと」と、「数千の人々から注目されている状況にあること」が示されます。読者は「アリシアってどんな人かな」「なんで注目されているんだろう」と感じて、続きが読みたくなります。

 アメリカのスーパーヒーロー・バットマンの武器に「グラップルガン」という、フックのついたロープを発射する銃のようなものがあったと思います。また、忍者がカギのついた縄を引っかけて壁を登る場面がありますよね。

 そのフックにあたるものを、冒頭の場面で読者の心に引っかけることが大事なのです。そして引き寄せる。ミステリーで言えば「冒頭に死体を転がす」ということが、よく行われています。とりあえず誰かが死んでいたら、「誰が、なぜ、こんなことをしたのか」を読者は知りたくなりますから。