tadashi133’s diary

実用エッセイや、趣味のエッセイを連載。

2024-01-01から1年間の記事一覧

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その7】日常に落とし込めば、努力は不要

こうして書籍を出せたのも、営業をせずにお仕事がいただけているのも、「書く」ことをやめなかったから。 (いしかわゆき『書く習慣』クロスメディア・パブリッシング) いしかわ先生は現在、フリーランスのライターとしてwebメディアの記事を書いたり、取材…

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その6】蓄積の偉大な効果

満二十五歳の九月から毎日十四行三十二字詰めの文章、しかも印刷価値のある文章を一枚以上ずつ五十歳まで、必ず書くという行を始めた。 (本多静六『自分を生かす人生』三笠書房) すごく昔の本ですが、これも時代を超えた真実が学べる本だと思います。 本多…

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その5】無名の一般人が著者になる方法

断られた出版社が、述べ三十社だもんな。 (横田濱夫『しろうとでも一冊本が出せる24の方法』祥伝社黄金文庫) とても実践的な本です。まったくの素人だった横田先生が、1冊の本を商業出版するまでのご苦労と、その過程で身に着けた「本を出す方法」を赤裸々…

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14 選 【その4】ダメな文章とは

「読者の読みたいことを書くのがお前の仕事だろ? もっと読者になって書いてくれ」 (神山典士『150冊執筆売れっ子ライターの もう恥をかかない文章術』) 神山先生はノンフィクション作家。大矢壮一ノンフィクション賞などを受賞。作文教室やエッセイ講…

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その3】システム手帳はいいぞ

アイデアが出た瞬間のひらめきを、できるだけすばやく定着させる (舘神龍彦『システム手帳の極意』技術評論社) 物書きで手帳を愛用している人は多いです。 執筆に役立ちそうな貴重なことを聞いたり、じょうずな描写の仕方が思い浮かんだりすることがありま…

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その2】必ず作家になる方法

「常に結果を待つ」 (鈴木輝一郎『何がなんでも作家になりたい』河出書房新社) 小説家の鈴木先生は、この本の中で、必ず作家になる方法を伝授してくれています。 「そんな方法が本当にあるの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、鈴木先生の答えはシン…

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その1】実現可能な夢から始める

私の最初の夢は、10ページのエッセイを書くことからスタートしました。 (本田健『40代にしておきたい17のこと』だいわ文庫) 本田先生は、著作シリーズが400万部を突破、1500人規模の講演会を毎月行い、八ヶ岳に宿泊施設とホールがある研修センタ…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【あとがき】

プロの作家になるための方法について、2カ月ほど書き続けてきましたが、今回が一区切りです。 ひとくちに「作家」と言っても、小説家はもちろん、エッセイスト、ノンフィクション作家、脚本家、漫画原作者、詩人など、様々な種類があります。 文筆だけで食べ…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その26】ドラえもんの「秘密道具」を手に入れる

未来のことも これにかいておけば そのとおりのことが 起きるんだ。 (藤子・F・不二雄『ドラえもん』てんとう虫コミックス第16巻) 「ひみつ道具」は、手に入らないものばかり。タケコプター、どこでもドア、タイムマシンにアンキパン。「あらかじめ日記」…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その25】冒頭で心をつかめ

デビュー作というのは作家にとって特別なものです。 (片沼ほとり『なりすまし聖女様の人生逆転計画』ダッシュエックス文庫) この本が片山先生のデビュー作。いままで無名の素人だった人が、本の著者になる。これは本当に恵まれたことですね。 その後に何作…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その24】自分自身が読みたい作品なのか

「とにかく、自分が読みたい作品を書いてみる」 (岬 鷺宮『読者と主人公と二人のこれから』電撃文庫) この作品の「あとがき」に、作者の岬先生が、こう記しています。あらすじを紹介しますね。 他人との関係に後ろ向きな細野晃(ほそのあきら)。彼にとっ…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その23】空想して書く

本書でご紹介するのは、小説家で「食べていく」のではなく「儲けて富を得る」方法です。 (松岡圭祐『小説家になって億を稼ごう』新潮新書) いやもう、ちょっと引いてしまうぐらいドギツイ言い方ですが、実際、著者の松岡先生は『万能鑑定士Q』『高校事変』…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その22】ライターに向く人・向かない人

主婦で副業ライターをしている方もたくさんいますし、それで給与以外の報酬として月数万円の収入を得ています。シニアでも取り組みやすく、60歳を超えてはじめた人もいます。 (藤木俊明『「書く仕事」のはじめ方・稼ぎ方・続け方』同文舘) 「書く仕事」…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その21】続ける技術

続けるのが大の得意です。 (樺沢紫苑『極アウトプット』小学館) YouTubeで月数十万円以上稼ぐのは国内で4000人以内の人気ユーチューバーだそうで、著者はそのうちの1人です(登録者数26万人・1649位)。そればかりか精神科医であり、34冊の本が累計160万…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その20】読者優先で書く

発信力は、一生使うことができる「あなただけの資産」になります。 (きぐち『ブログで5億円稼いだ方法』ダイヤモンド社) 学歴もスキルもなし。コンビニを解雇された著者が5億円もの大金をブログで稼いだ方法を伝授してくれている、すごい本です。 著者の…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その19】取材して書く

ギャルの人に取材をしたり、九州に住む人に方言の取材をしたりと準備を万端にしました。 (桜目禅斗『あなたを諦めきれない元許嫁じゃダメですか?』スニーカー文庫) 「祝重版出来‼」と帯にあったので購入したライトノベル。 あらすじを紹介しましょう。 福…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その18】プロの読書量を知る

四十冊の本をインプットしつつ新書を一気に書き上げた。 (晴山陽一『知的生産のためのすごい!仕事術』青春出版社) プロはどれぐらいの本を読んで、本を書くのでしょうか? 作家・英語教育研究家として多数の本を出している晴山先生は、「四十冊の本を読み…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その17】コンスタントに更新する

不定期にチャンネルが更新されていると、見る人には不便です。 (HIKAKIN『僕の仕事はYouTube』主婦と生活社) いかにしてアクセス数を増やすか。総アクセス100億回以上のHIKAKINさんが、自分の方法を解説した本。2013年の本ですが、当時の著者のアクセス数…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その16】人気作の分析

「本の内容を2ページごとに1行でまとめる」 (岡田斗司夫『頭の回転が速い人の話し方』フォレスト出版) 岡田先生は、人気作家・宮部みゆき先生の240ページの本を、120行にまとめてみたそうです。すると、著者の宮部先生が「どのように読者を振り回…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その15】映画の大量視聴

まず心を耕さないといけない。 (藤田和日郎『読者ハ読ムナ(笑)』小学館) 『うしおととら』などで知られる藤田先生は人気漫画家であると同時に、アシスタントを次々にプロデビューさせてきた方です。『烈火の炎』の安西信行先生、『美鳥の日々』の井上和…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その14】新人賞に挑戦

日本は世界で最も作家デビューしやすい国です。 (冲方丁『冲方丁のライトノベルの書き方講座』宝島社文庫) なぜかと言えば、多彩な新人賞があるからです。その気になって探せば、応募先はたくさんあります。 自作の小説やエッセイを出版社に送っても、実は…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その13】図書館通い

何か調べ物をしよう。 (アラン・エプスタイン『今日一日、「自分の人生」の楽しみ方』三笠書房) 著者は心理学博士。お金をかけずに、すぐできて、心豊かに過ごせる方法を教えてくれています。内容の一部を紹介しましょう。 ◇目標を書こう。 ◇犬と遊んでや…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その12】いちばん書きたいのは何か?

一生に一度、たったひとつの物語しか書けないとしたら、なにを書くのか。 (野村美月『下読み男子と投稿女子』ファミ通文庫) これは小説のなかの言葉。 平凡な高校生の青は、出版の仕事をしている朔太郎から、アルバイトを頼まれる。それは、ライトノベル新…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その11】短い言葉で心をつかむ

たった1行の言葉で、それまでさほど売れなかった物が、爆発的に売れていくことは実際にあるのです。 (川上徹也『1行バカ売れ』角川新書) 著者はコピーライター。短いフレーズで人の心をつかむコツについて、豊富な事例をあげて解説しています。たとえば、…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その10】続編で練習

「続きの話というのは、はじめからお話を書くより楽なのである」 (木村裕一『きむら式 童話のつくり方』講談社現代新書) 300冊以上の著作のある童話作家・木村裕一先生によるハウツー本。 人は、「落差」で感動する。 映画のセオリーでは、最初の数分以…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その9】読破目標の決定

「読書家を名乗るなら、せめて千冊は読んでからにしてください」(文月葵) (青季ふゆ『本嫌いの俺が、図書室の魔女に恋をした』主婦と生活社) 「ハードルあげすぎじゃないの?」と感じる人も多いかもしれませんが、安心してください、小説の登場人物のセ…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その8】得意分野を作れ

「このことに関してはだれよりもくわしい」という得意分野を持つライターは強い。 (中島京子『ライターの仕事』主婦の友社) ライターになりたいと思っている人は多いですが、誰でもなることができます。だれでも最初は未経験であって、「学歴・資格不問・…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その7】ノートを携帯する

作家には、ノートを持って歩いていて、何か面白いと思ったこと、事件、人間など片っ端から書きとめておく、という人が多い。 (赤川次郎『ぼくのミステリ作法』徳間文庫) 高名な作家、赤川次郎先生が創作の秘密について明かしたお値打ち本です。作家という…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その6】カード発想法

「データがわれわれに語りかけてくる」 (川喜田二郎『発想法』中公新書) 安売り店に行くと、名刺サイズの白いカードの束が100円ぐらいで売られていることがありますね。僕はこれを愛用しています。 たとえば、「話し方」について勉強したいと思った場合…

作家になりたい人へ プロデビュー26の秘密 【その5】新聞投稿で腕を磨け

成熟した社会では定期刊行物への投書は尊重されるのである。 (外山滋比古『文章を書くヒント』PHP文庫) 今回は、実際にやってみると、あなたのお小遣いが事実上、月に数千円増える方法をご紹介しますね。すごい額ではありませんが、僕もこの方法を使ってい…