tadashi133’s diary

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架空賢者の名言 スーパーヒーローを育てた“心のビタミン” 【その39】麗日お茶子

でも「デク」って…「頑張れ!!」って感じで なんか 好きだ 私

麗日お茶子 『僕のヒーローアカデミア』に登場)

 

僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平ジャンプコミックス)の劇中に描かれた日本と世界では、多くの人が「個性」と呼ばれる何らかの超能力を持っている。

 

警察でも手に負えない怪獣レベルの力を乱用し、善良な人々の生命と安全を脅かす者たちが続出し、社会は混乱と恐怖に陥った。そのとき、自らの強力な個性を正義のために使う者たちも現われる。前者は「ヴィラン(敵)」後者は「ヒーロー」と呼ばれた。

 やがてヒーローは制度化され、特別な教育を受け、免許を持つ者のみがヒーロー活動を行い、その活躍に応じて報酬を得る花形職業となっていったのである。

 

僕なりに要約すると、こういう設定の漫画です。

 

主人公・緑谷出久(みどりやいずく)は、心優しく、ヒーロー好きの中学生。幼い頃から世界のナンバーワンヒーロー「オールマイト」に憧れ、ヒーロー養成の名門「雄英高校」を目指して努力しています。

 

けれども、彼にはヒーローを目指すうえで致命的な欠陥がありました。

この時代の人間には珍しく、「無個性」だったのです。

 

無個性ゆえに周囲から馬鹿にされ、ヒーローを目指す幼馴染で同級生の爆豪勝己(ばくごうかつき)からは特に執拗に、徹底的に否定されます。爆豪は非常に優れた「個性」の持ち主であり、プロヒーローとしての将来の活躍が確実視されていました。そんな彼には、無個性の出久が同じ雄英を目指すことさえ許せない。爆豪は出久を「デク(何の役にも立たない者)」という蔑称で呼び、心を折ろうとするのでした。

 

ここから、『僕のヒーローアカデミア』第1巻のネタバレです。

 

ある凶悪なヴィランが街で暴れたとき、人質を助けるため、無個性であるにもかかわらず、周囲の誰よりも早くヴィランに立ち向かった出久。その姿を見たオールマイトは、出久を自身の後継者にすることを決意します。実はオールマイトの個性「ワン・フォー・オール」は、何代にもわたって受け継がれてきた特別な個性でした。ある恐るべき巨悪を逮捕する際の死闘で重傷を負ったオールマイトは、自分の活躍期間が終わろうとしているのを感じ、世界の平和を守るため、自らの力を受け継ぐにふさわしい若者を探していたのでした。

 

一定の鍛錬の後、ついにオールマイトの「個性」を譲渡された出久は、雄英高校に進学。そこで明朗で心優しき少女、麗日お茶子(うららかおちゃこ)と出会います。お茶子は爆豪が出久のことを「デク」と呼んでいるのを聞いて、それを本当の名だと思って出久に「デクくん」と呼びかけます。それはバカにしたあだ名なんだと説明する出久にお茶子が言ったのが、冒頭のセリフです。

 

その瞬間、緑谷出久にとって「デク」は蔑称ではなくなりました。

自分を励ましてくれるステキな名前になったのです。

 

本当に「ひとこと」が人を救うことがあるものです。

 

このブログは「スーパーヒーロー」を育てた「師匠キャラ」の「名言」を取り上げています。

 

『ヒロアカ』は、師匠キャラの宝庫です。

 

オールマイトの言葉だと、たとえば、「最初から運良く授かったものと 認められ 譲渡されたものでは その本質が違う!」「きれい事⁉ 上等さ!! (ヒーローとは)命を賭してきれい事実践するお仕事だ!!」とか、第1巻だけをとっても随所に「名言」があるなと思います。

 

そして、立場は「師匠」ではなくクラスメイトですが、お茶子の無自覚な「ひとこと」も、出久にとって「心のビタミン」になったと思うのです。

 

困っている人々を救いたい。

でも、自分には優れた能力がないと断定された。

そのことを執拗に言い立てて虐めてくる隣人もいる。

 

そんな状況のなかで、出久は、自分を馬鹿にしてくる爆豪を、「イヤなことをするやつだ」とは思うけれど、優れたところについては素直に認め、尊敬しています。

そして、あこがれの存在であるヒーローたちについて徹底的に探究し、ノート何冊分もの詳しい記録をつけています。

受験勉強も必死に頑張っています。

 

肝心かなめの「個性」は持っていないけれど、それをなげくのではなく、「自分にできる領域での努力」を最大限にやっている。

 

自分も弱いくせに、いじめられている子をかばう。

 

神様は、緑谷出久のような人をこそ、応援してあげたくなるだろうなと思います。

出久は架空のキャラだけど、「ああ、こんなふうに生きていけたらいいな!」と心から思える人物です。

 

僕のヒーローアカデミア』は、めちゃくちゃ面白いだけでなく、僕たちに勇気を与えてくれる最高の漫画だと思います。最近、最終巻の42巻が出ましたが、この漫画を描いてくださった堀越先生に心から感謝しています。ジャンプ本誌での最終回に加えて、コミックス42巻に、奇跡のように美しい最終話を加えてくださったことにも感謝したいです。