tadashi133’s diary

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作家になりたい人へ プロデビューの秘策 【その7】驚きのギャップを打ち出そう

私は受験の専門家ではなく、ただの合格者にすぎません。

安政真弓『普通の主婦だった私が50歳で東大に合格した 夢をかなえる勉強法』)

 

 タイトルにあるように、著者は長年、普通の主婦を続けてきたのに、49歳の時に「東大受験」を決め、1年間の勉強で合格したという、すごい人です。

 

 この本には、僕なりに要約すると、「重要事項を何回も紙に書き、なおかつ声に出して読みながら覚えていく」ことの重要さや、「手帳にえんぴつで勉強の予定を書き込み、実行したらペン書きする」といったコツが分かりやすく書いてあって、東大以外の大学を目指す人や、資格試験の勉強法を知りたい人にも役立つ本になっています。

 

 それにしても、著者はなぜ、本の著者になれたのでしょうか。もちろん東大合格はすごいことですが、東大に合格した「だけ」で著者になれるとは考えにくい。

 本というものは、なかなか出ないもの。出版社側が「売れる」と確信しなければ出ません。のちにベストセラー作家になった人でも、最初の本を出版社に断られ、ほかの出版社から出た本がよく売れたのをみて、一度断ってきた出版社が「うちでも出させてください」と言ってくるようなことがあるそうです。

 

 東大に合格した「だけ」で本を出せているのは、こういう題で書いた人です。

 

 『37歳中卒東大生』(ひろじぃ)

 『偏差値29からの東大合格』(杉山奈津子)

 

 ここから言えることは、「ギャップ」です。

 

 50歳主婦が東大に

 高校に行ってすらいないのに東大生に

 のび太くんに近い偏差値から大逆転

 

 タイトルを見た人が、「ええっ、本当!?」と驚くようなギャップのある実績を出した人が、本を出しやすいのです。

 

 タイトルの付け方にも工夫があるようです。

 

 読んでいくと分かるのですが、安政さんは高校時代の大学受験で東大に挑戦しています。浪人して再度東大に挑戦して不合格。2浪後は早稲田大学に入学しています。主婦業のかたわら、自宅で中学生対象の塾も開いているのです。そもそも東大に現役で受かるかもしれない人ではあったのです。だから厳密にいえば、

 

 『早稲田大学出の、塾講師でもある才女が、東大に受かった勉強法』

 

ということです。でも、こう言ってしまうと、「驚き」がありません。「そもそも優秀な人が、優秀な結果を出した」というだけですから。

 

 もちろん、「本を出すために東大を目指せ」と言っているわけではありません。

 

 だいじなのは「ギャップ」です。自分に合った別の何かでギャップをつくればいいのではないでしょうか。

 

 パッとしない自分であっても、何かで驚きの成果を上げたら、それは「著者になる資格」になるんです。