tadashi133’s diary

実用エッセイや、趣味のエッセイを連載。

架空賢者の名言 スーパーヒーローを育てた“心のビタミン”

「ワシにはもう、お前に教えることは何もない。おのれの信じる道を進むがよい!」

 

 宿敵・魔王を倒すため、いま、まさに旅立とうとする若き勇者。

 彼に向かって、励ましの言葉をかける神様のような老師。

 その風貌には威厳があり、手には「魔法の杖」を持っています。

 

 こういう人物って、ドラマや映画の中に、時々いますよね。

 僕は、そういう人物が大好きなのです。

 

 ひとめで分かる「老賢者」に限りません。

 あるときは隊長。

 あるときは兄貴分。

 天才科学者や、宇宙船の船長だったりもします。

 女神様や幼馴染かもしれません。

 

 主人公を温かく見守り、修行を積ませ、必要な時に適切なアドバイスをくれる人。

 架空の存在ではあるけれど、味わいのある言葉を僕らにプレゼントしてくれる人たちです。

 

 そういう人を、僕は「架空賢者」と呼ぶことにしました。

 

 このエッセイは、マンガやアニメ、特撮などに登場する架空の賢人たちの「名言」をとりあげ、「そこから学べること」を見出そうとするものです。

 映像作品を見ている時、僕らは主人公と一体化します。

 主人公が悩むときは悩み、うれしいことがあったら喜び、敵との戦いにハラハラ、ドキドキします。

 

 そして、主人公が大切なことを学ぶときには、僕たちも、いっしょになって学んでいるのです。

 

 そこには、架空であって架空でない、「真実への導き」が隠されているのかもしれません。

 この「架空賢者の名言」が、あなたの人生を好転させる“心のビタミン”となれば幸いです。