ブックライターであることも、著者であることも、講師であることも、コンサルタントであることも、全てはブログから始まりました。
(戸田美紀・藤沢あゆみ『バズる! ハマる! 売れる! 集まる! WEB文章術 プロの仕掛け66』日本実業出版社)
ブログは日記のようなものですが、紙に書いた日記との違いは、世界に公開されていること。戸田美紀先生は、ブログをきっかけに活動領域を広げてきました。
この本には、「SNSは、育てるもの」だと書かれています。
大切なのは、途中でやめないこと。
花を咲かせたければ、誰かに知ってもらいたければ、お世話をし続けることだというのです。
10人が同時にSNSを始めたら、1年後に何人が続けているでしょうか?
こんなデータが紹介されています。
1ヶ月続く人は、5人。
3ヶ月続く人は、3人。
1年続く人は、1人、もしくはゼロ。
現在、SNSで結果を出している人たちは、「1年続く人」だったわけです。
「それほど続けることは難しいんだ」と感じるのか、「じゃあ、自分はその1人になろう」と思うのか。あなたは、どちらですか?
著者は、こう問いかけています。
この本で僕が印象に残ったのは、「100個のキーワード出し」です。
伝えたいことについて、100個も語れるようになったら、あなたは、その世界のプロになる一歩を踏み出したも同然だと、著者は述べています。
まず、大きなテーマを決めることです。
例えば、あなたが「文章」に関心があるなら、それをテーマにします。
「文章」について思いつくキーワードを、できるだけ多く、できれば100個、書き出してみましょう。
そして、出てきたキーワードを「大・中・小」の流れで整理します。
◇大テーマ
「文章」 (全体を貫くテーマ)
◇中テーマ
「テクニック」「練習方法」「売れる文章」など
◇小テーマ
中テーマを、さらに小分け
「テクニック」なら、“一文は短く” “文体の統一” “同語の多用禁止”など
「練習方法」なら、“書き写す” “ブログを書く” “新聞に投稿”など
「売れる文章」なら、“広告を真似る” “情報を伏せる”など
たとえば、こんな感じです。なんだか、1冊の本が書けそうですね。
ファッションに関心のある人なら、「おしゃれを楽しむ100の提案」といった企画をして、順番に書いていけばいいのです。
コンテンツは、僕たち自身の中に眠っています。
「家族の話」
「ペットの話」
「食事の話」
「長年やり続けていること」
「特技」
「時間を忘れて取り組めること」
「好きなモノ、こと」
こうしたテーマごとに、自分に何が書けそうか、書き出しておくことで、ネタは次々に出てくることでしょう。