tadashi133’s diary

実用エッセイや、趣味のエッセイを連載。

作家になりたい人へ プロデビューのための「おススメ本」14選 【その12】まずは3ヶ月、発信してみる

ブックライターであることも、著者であることも、講師であることも、コンサルタントであることも、全てはブログから始まりました。

(戸田美紀・藤沢あゆみ『バズる! ハマる! 売れる! 集まる! WEB文章術 プロの仕掛け66』日本実業出版社

 

 ブログは日記のようなものですが、紙に書いた日記との違いは、世界に公開されていること。戸田美紀先生は、ブログをきっかけに活動領域を広げてきました。

 この本には、SNSは、育てるもの」だと書かれています。

 大切なのは、途中でやめないこと。

 花を咲かせたければ、誰かに知ってもらいたければ、お世話をし続けることだというのです。

 10人が同時にSNSを始めたら、1年後に何人が続けているでしょうか?

 こんなデータが紹介されています。

 

1ヶ月続く人は、5人。

3ヶ月続く人は、3人。

1年続く人は、1人、もしくはゼロ。

 

 現在、SNSで結果を出している人たちは、「1年続く人」だったわけです。

 

「それほど続けることは難しいんだ」と感じるのか、「じゃあ、自分はその1人になろう」と思うのか。あなたは、どちらですか?

 

 著者は、こう問いかけています。

 この本で僕が印象に残ったのは、「100個のキーワード出し」です。

 伝えたいことについて、100個も語れるようになったら、あなたは、その世界のプロになる一歩を踏み出したも同然だと、著者は述べています。

 まず、大きなテーマを決めることです。

 例えば、あなたが「文章」に関心があるなら、それをテーマにします。

 「文章」について思いつくキーワードを、できるだけ多く、できれば100個、書き出してみましょう

 そして、出てきたキーワードを「大・中・小」の流れで整理します

 

◇大テーマ 

「文章」 (全体を貫くテーマ)

◇中テーマ 

「テクニック」「練習方法」「売れる文章」など

◇小テーマ 

中テーマを、さらに小分け

「テクニック」なら、“一文は短く” “文体の統一” “同語の多用禁止”など 

「練習方法」なら、“書き写す” “ブログを書く” “新聞に投稿”など

「売れる文章」なら、“広告を真似る” “情報を伏せる”など

 

 たとえば、こんな感じです。なんだか、1冊の本が書けそうですね。

 ファッションに関心のある人なら、「おしゃれを楽しむ100の提案」といった企画をして、順番に書いていけばいいのです。

 コンテンツは、僕たち自身の中に眠っています。

 

 「家族の話」

 「ペットの話」

 「食事の話」

 「長年やり続けていること」

 「特技」

 「時間を忘れて取り組めること」

 「好きなモノ、こと」

 

 こうしたテーマごとに、自分に何が書けそうか、書き出しておくことで、ネタは次々に出てくることでしょう。