何か調べ物をしよう。
(アラン・エプスタイン『今日一日、「自分の人生」の楽しみ方』三笠書房)
著者は心理学博士。お金をかけずに、すぐできて、心豊かに過ごせる方法を教えてくれています。内容の一部を紹介しましょう。
◇目標を書こう。
◇犬と遊んでやったり、猫をなでてやろう。
◇何かすばらしいことを想像しよう。
◇冷蔵庫や食品の棚を片づけよう。
◇背中合わせに誰かと座り、自分のことを話してみよう。
◇日誌をつけ始めよう。
◇今日やることをリストにして、やり終えたら消していく。
世の中には、お金のかからない楽しみもけっこうあることに気づきます。
「公共図書館に行ってみよう」という提案も載っています。
図書館には、たくさんの雑誌が入っています。静かな館内で、ゆったりと座って無料で読めるので、トクした気分になりますね。
映画や音楽も視聴可能。
自分が知らない本がたくさん所蔵されている。
ちょっとした楽しいイベントをやっていることもあります。
家に書斎がない人は、図書館を書斎だと思えばいい。
土日の一方は図書館に出かけて、読書や調べ物をして帰ってくるのを習慣にするといいですね。
休みの日は、僕もよく妻といっしょに図書館に行きます。
僕は気に入った本は買って読み、本棚に並べる派で、「まえがき」から「あとがき」まで、すべての行を読むことにしているのですが、図書館では、調べ物を中心にしています。
「文章術」に詳しくなりたいと思ったら、関連本を座席でパラパラとめくりながら、心にひっかかってくるフレーズを手帳にメモしています。
ルーズリーフの上段に、題名・著者名・出版社名を書き、印象的なフレーズを箇条書きのように書き写せば、その本の「自分にとって必要な部分」だけを持ち帰ることができるのです。
かかるお金は、ほぼゼロ。
借りてすらいないので、返しに行く手間もありません。
サーッと流して読み、気になる部分だけをメモするため、1冊にかける時間は20分ぐらいだったりします。
図書館から出るときは、知識という戦利品を持って出るので、充実感があります。
書き留めておくことで、後からパソコンで打ってA4のレジュメを作ったり、ブログのネタにしたりできるところがいいですね。
ノートに書くというアナログな手作業を通すことは、記憶への定着が良くなるメリットもあるので、おススメです。
作家になるには図書館を利用しない手はないと思います。主婦の方などで、平日の昼間に時間がとれるような場合には、特におススメです。